
五星という社名は、言志四録*1のうち第四編に当たる言志耋録の八十二条「天運と人事」という格言の一節より引用したものです。
五星(水星・金星・火星・木星・土星)のめぐるに、順有り、逆有り、もって太陽と相会するが如し。
人生には逆行もあれば順行もあるが、五星に集う人たちは結局太陽(幸せ)に行きつけるよう、皆で力を合わせて職業人生を歩んで行こう、という思いを込めています。
だから、五星に集う人々が互いに肩を組み支え合い助け合う様子を表し、全体の形は、五星になぞらえ星の形にしたものが、五星の社章です。
さて、「ごせい」と言う発音には他に五省(ごせい)というものがあり、旧大日本帝国海軍の士官学校である海軍兵学校(現在は海上自衛隊幹部候補生学校)において用いられた五つの訓戒のことです。
創業者は、太平洋戦争の折、軍隊で五省に出会ったそうで、当社の社名には、五省の戒めを込めていると確信します。
*1:言志四録(げんししろく)とは、佐藤一斎氏が後半生の40余年にわたって書いた語録。